WordPressのテーマをsimplicityからCocoonへ移行した際に、サーバ環境を見直そうと諸々やった。なんやかんや色々あったのでまとめ記事を。
※諸事情あって、最後にさくらのレンタルサーバの移行の項目がきてますが、サーバ移行から実施するのであれば、その前の項目は不要かと。
各バージョンアップ前の環境は
- さくらのレンタルサーバ スタンダードプラン(旧)
- PHP:5.6
- MySQL:5.5
- WordPressを使用
そもそもCocoon
simplicity一筋だと決めていた人も案ずることなかれ。同じ作者様の後継となるWordPressテーマ。公式のページ
コンセプトは同じままで、もろもろ改善して頂いているこのテーマに乗り換えない手はない。
目次が標準装備されていたり、チェックを入れるだけでAMP対応してくれたり、ランキングページを作れたり、とても無料とは思えない最高のテーマ。
コミュニティは活気があるし、仮に不具合があっても対応して頂ける。
やったこと
- 任意 ステージング環境で検証
- 必須 PHPのバージョン確認
- 任意 MySQLのバージョン確認
- 任意 さくらのレンタルサーバ移行
[任意] ステージング環境で検証
今さら知ったけど、さくらでは検証用にステージング環境を無料で利用できるとのこと。各バージョンアップやテーマの差し替えの前に、ステージングサイトを使って切り替え後に動作するか確認しておくと良い。
本家のサイトに作成方法が載っている。素直に従っていけば特段つまるところはないかと。【バックアップ&ステージング】ステージングサーバ作成・削除手順
WordPress環境の場合は、ステージングサーバを作成する前にスナップショットの作成が必要。【バックアップ&ステージング】WordPressのスナップショットを作成する手順
これを利用すれば、移行後のPHP、MySQL、SSL有無を変更した場合の検証が可能。
[必須] PHPのバージョン確認
Cocoonのダウンロードページを見ると、
必ずPHP7以上でご利用ください。
との記載がある。そしてインストールのページには
Cocoon推奨のPHPバージョンは、7以上です。PHP5.4とか古いPHPバージョンで利用すると、新しい関数を利用できずエラーが出る可能性があるので必ずサーバーのPHPバージョンをご確認ください。
と注意書きがあるので必須にしている。
僕はさくらのレンタルサーバのスタンダードプランを利用しているので、この期にバージョンアップを実施。手順も別記事へまとめたので必要な方はこちらからどうぞ。手順と言ってもほとんどやることないけど。パフォーマンス検証等もやってます。
[任意] MySQLのバージョンを確認
Cocoonは関係ないけども。今年(2018年)始めにさくらがMySQLも5.7提供開始したとのことなので、ついでにこちらもバージョンアップ。手順はこちら。パフォーマンス検証もやってます。
テーマ有効化と設定関係
さて、準備は整った。ようやくCocoonへ乗り換え。とは言っても切り替え自体は特に難しいことはない。
こちらをそのまま手順通りに進めるのみ。やるべきことは、テーマ設定後の作業。以下の記事でパフォーマンス的にどう変わったかを記載。
[任意] さくらのレンタルサーバ移行
テーマの有効化した後にパフォーマンスの検証をしたところ、やっぱりサーバの能力が心もとなそうだと思って、新生さくらのレンタルサーバーのプランに乗り換えた。
結果、かなり効果があった。
その乗り換えの手順はこちら
[おまけ] 乗り換えとサーバ環境見直し経緯
たまにはsimplicityのCSSでもいじってみようかなと先人の教えを請おうとしたところ「Cocoonへ移行しました」という言葉を見かけた。
いや僕はsimplicity一筋です。と思っていたところ、次に見たページでも「Cocoonへ乗り換えました」と。2連続で来たもんだから、よく内容を見てみると、simplicityの作者様が後継としてCocoonなるテーマを発表したと。
ほー。
乗り換えます。
ということで早速Cocoonのページへ飛び、ざっと概要を確認、ダウンロードしようとしたところ、”PHPは7以上が必須” と。念のため確認しとくか、って思って今のサーバ状況を見ると、PHPは5.6、ついでにMySQLは5.5。
やるしかないか。
ということで、この期にバージョンアップすることにしたと。
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