seesaaからwordpressにリダイレクト使って以降させる時の準備をまとめてみる。
seesaaブログでひっそりとやってた映画ブログ、映画あたりのお話。2012年に始めて、5年弱が経過した。投稿した記事の総数はなんと、
200記事
改めて、少なすぎてびっくりした。途中更新せずに放っておいたり、そもそも映画自体あんまり観てなかったりでお得意の3日坊主を発揮していた。けど、なんだかんだでこの1年くらいは週一ペースくらいで更新していたこともあって、少しずつアクセスも増えてきてた。(とは言っても本当に微量だけど。)
シーサーがめちゃめちゃ嫌になったわけではない。むしろ僕みたいに細々と匿名でやってるようなブログにとっては、シーサー内で記事の更新情報出したりしてくれるから良かった。でも、細かい設定なんかがちょっとしづらくて、「んーー」って悩むことも多くなった。シーサーは結構自由にカスタマイズができる、って話もあって、ガリガリ書ける人にはすごく良いんだろうけどね。
やりたいことがあって、どうしよっかなーって情報漁ってる時に、「無料ブログはいつでも消される可能性がある」なんて情報をチラチラ見て、完全にびびった。200記事だけど。されど200記事。で、決断。引っ越そう。
という言い訳をかましつつ、引っ越し作業を始めたわけだけど、意外と大変だった。考慮しないといけないことがいくつかあるから、それを残しておきます。
まずは前提を
そもそもシーサーから引っ越そうと、僕を突き動かしたのは無料ブログの不確実性。でもwordpressに移行したからって完全に安全かって言われたらもはやキリがないけど、ちょっとは安心できそう、ということで引っ越しを決めて、情報収集開始。その段階で、SEOの観点やらブログの拡張性やら、派生の情報がゴロゴロ落ちてまた僕を悩ませることになる。
で、こう決めた。
- ブログシステム:ワードプレス → プラグインで色々できそうだし情報量が多いから
- ドメイン:独自ドメインを取得 → 「ゆくゆくは独自ドメインの方が良い」的な言及が多かったから
- サーバー:さくらのレンタルサーバ → そもそも契約してたから
とりあえずこれが新しいブログのベース。ここに向けて既存のシーサーブログから移す。
ざっくりの流れは
ドメインの取得とさくらでのドメイン設定
ドメインは「お名前.com」で取得。ムームードメインはホームページがポップすぎてあんまり好みじゃなかったというどうでも良い理由。
国内シェアNo.1だし安定感はある。ドメイン名の取得は早い者勝ちなので、とりあえずまだ残っているかどうかの確認だけでもいかがでしょうか。
ドメイン設定についてはさくらの設定方法通りにやれば特に問題なし。
ってことで詳細割愛。
ワードプレスインストール
さくらの場合は、サーバコントロールパネルから、クイックインストール的なやつですんなりインストールできる。でもインストールするディレクトリを作る必要があって、余計な階層が出来上がることになる。それで良ければそのままでも良いけど、ちょっと気になったので検索。以下の記事を参考にさせて頂きました。
さくらサーバーでワードプレスをドメイン直下に自動インストールする方法
ありがとうございました。
新ブログへのリダイレクトまでの準備、設定
急に「リダイレクト」とか言い出したけど。なんでリダイレクトさせる必要があるかと言うと、既存のブログにちょこちょこアクセスがあるということは、多少なりとも評価されているということ。そこはもったいない精神を発揮して、既存ブログ(ドメイン)の評価を新ブログ(ドメイン)に引き継げるようにしようと。そのためのリダイレクト。
今回はこのリダイレクトの部分を中心に書きます。
リダイレクトの流れ
基本的な流れは以下のサイトを参考にさせて頂きました。
シーサーブログからWordPressにリダイレクトして引越しする方法
このサイトの流れに沿って、さらに以下のサイトを参照。
後者の記事も最初のサイトを参照されているけど、差異としては新ブログの記事毎のスラッグ(記事のURL)に、旧ブログの記事タイトルではなくて、任意のキーワードを指定していること。タイトルの「22文字」制限とか、スラッグに日本語が入るのがちょっとネックだという人は後者のキーワードを使う方法の方がよろしいかと。僕もキーワードの方を使ってリダイレクトさせました。
もし、新ブログのスラッグにカテゴリ名を入れたい場合は、少しだけ違うやり方が必要。wordpressのパーマリンク設定でなんとかするか、シーサー側のキーワードでカテゴリー含めた形で入れておくか。で上手くいくかはやってないから分かりません。
リダイレクトのための準備として
基本は上記の2つのサイトを参照して作業すれば特に問題なし。ただ、僕が実際に行った作業で違う部分を書き残して終わろうと思います。
シーサーからエクスポートしたファイルの中身
シーサーから記事のエクスポートをすると、MT形式で吐き出される。そのファイルの中に、” BASENAME ” って箇所があるんだけど、その部分を上記サイトでは削っている。
いつの時点か明確に分からないけど、シーサーの機能で、「カスタム記事URL」というものがつけられるようになった。それまでは、記事のURLには記事ID(?)の数字の羅列が付与されていたけど、任意の文字列が設定できるようになった。その設定をしている場合、その文字列が ” BASENAME ” の値として出力される。
試しにBASENAMEを削除せずにインポートしてみた結果、記事のスラッグとして登録されていた。なので、僕はBASENAMEはそのままにしてインポートしました。(とは言っても大半は数列のURLだから修正は必要だったけど。)
ただ、BASENAMEには、任意の文字列に加えて「-html」が付与されます。必要ない場合はこれの削除が必要。一括で「-html」を削除したい場合は、後述する一括置換のプラグインで簡単にできます。
それから、シーサーでタグをつけている場合。エクスポートしたファイルにはタグの情報が入っていますが、そのままインポートしてもどこにも反映されませんでした。自分の設定が悪いのもしれませんが、タグ情報も移行したい場合は要調査です。
僕はやたらめったらタグをつけちゃってたので、取り込まれなくてむしろ都合が良かったです。
wordpressのスラッグの修正とseesaaのキーワードの設定
記事インポート後のスラッグの修正は、スラッグ付与の自分ルールで統一したかったので、結果的に1件ずつ手作業でやることにしました。スラッグを修正したタイミングで、シーサー側の記事のキーワードにも同じ値を設定。確実さをとって果てしなく面倒なこの方法をとったけど、調べたら良い方法があるかもしれません。
一括置換のプラグイン「Search Regex」
本当に、こいつがなかったら、引っ越しは諦めていたか、もしくは僕は作業に次ぐ作業で死んでいたかもしれない。
これの使い方は調べたら出てきますので割愛しますが、記事の本文はもちろん、スラッグやら他の部分に検索をかけて一括で置換ができます。正規表現もいけるのでこれでガシガシ置換してある程度は記事の調整が可能です。
※置換してしまうと元に戻せないので、心配であればバックアップ等しておいた方が無難かもしれません。
記事の調整が必要だった箇所
実際に作業が入る前に、記事の修正が恐ろしく大変だとは聞いていたけど、まさかここまでしんどいとは。元々のシーサーでの自分の書き方が悪かったから自業自得だけど。主な修正箇所は下記。
- 改行(brタグ)とその他htmlタグ
- 画像のパス
- 記事リンク
改行
シーサーの記事設定のところで、「改行HTMLタグ変換」の項目があり、この設定如何によってはインポート後に崩れていることがあるっぽい。僕は「改行を<br />タグに変換する」の方にチェックがついていて、その状態で記事を書いていたせいか、記事の本文が改行されずに1行で書かれているような状態になってました。
いまいち明記できないのは、たまにちゃんと改行されている記事があったこと。確証はないけど、youtubeの埋め込みをしている記事は改行されず、それ以外の記事は改行されていた。ような気がする。なんとなくの感覚でしかないのであんまり気にしないでください。
その他htmlタグ
これは完全に自分のせい。見出しにhタグを使ってなかったり、やたらと<strong>使ってたり、そもそもブログ開始当初と最近の書き方のテイストが変わってたり。その辺りの統一感の調整。
画像パス
上述した参照サイトにも書かれている通り、旧ブログを残しておけば、インポートしたままの状態でもシーサーのサーバを見に行くだけなので、表示はされる。でもどうせ作業するなら、ここでwordpressに画像アップロードしておこうと。
幸い、僕の場合は画像ファイルはローカルの特定のフォルダに残しておいていたので、それをごっそりアップするだけで済んだ。シーサーは、一括ダウンロードのような機能がないらしく、ローカルにないとなると、1件ずつ落とす必要がある模様です。さらっと調べた感じでは、一括ダウンロードできるツールを公開されている方がいらっしゃるようなので(おそらくwindowsのみ)、探してみてください。
画像アップロードした後は、本文内の画像パスの修正が必要です。こちらも先ほどの一括置換のプラグインを使用。助かる。
シーサーは画像アップした段階(かどうかは分かりませんが)で、サムネイル用のファイル「{画像の名前}-thumbnail2.jpg」というのが出来上がる。なので、おそらく画像1枚に対して2箇所、検索に引っかかると思います。
記事リンク
最後に内部の記事へのリンク。これは諦めて手作業でやりました。せめてシーサー側の記事IDが分かりやすければやりようがあったかもしれませんが。これのために変換表みたいなの作るのもなぁと思い、単純作業で手を動かした方が早い、という判断。
リンクチェッカー「Broken Link Checker」
上記の画像パスと記事リンク。これの修正を行った後、リンク情報がおかしくないかチェックしてくれるプラグインを使用。意外と表示されてない画像とかあったりして助かりました。
ちょっと話逸れますが、youtubeの削除された動画を知らせてくれるプラグインとかあったりするんですかねー。調べてないので分かりませんが、結局リダイレクトの確認で全記事チェックする予定だったのでそこでついでに確認する方法をとりました。
その他
念のため、「seesaa」で検索をかけておく。シーサーで作ったアフィリエイトリンクか何か、その辺の情報が残っている可能性がある。
そして満を持しての
と。辛い辛い記事整形作業が終わるとようやく本題のリダイレクトへ。シーサーで設定するコードは上述のサイトの記載通りでいけました。そしてスマホページも記載の通り、リダイレクトはされません。
なんとかならんか、って思って調べたらスマホからリダイレクトさせるJavaScriptのコードを書いてくれているサイトをさらっと発見。多分、僕のスマホ用のコンテンツ設定のせいだと思うけど、うまく機能しなかった。
でも、PCページいけばリダイレクトされるし、注意書きだけ書いておけば良いか、って考えるのを放棄してようやく終了。
そんなこんなで
地獄の日々がようやく終わりました。引っ越ししてから1週間。順調にインデックスの移行もされている模様です。
そうそう、ワードプレス側の見た目の調整もお忘れなく。
コメント
[…] seesaaからwordpressに引っ越してみる(魚座は多岐にわたりたい)https://uozaiam.me/seesaa-to-wordpress/・旧記事のBASENAMEが悪さをして新記事のパーマリンクが思い通りにならない話。 […]